ビルメンで水のトラブルは付き物ですが今回はレアケースを書いていこうと思います。
前の会社での出来事ですが現場はホテルとスポーツ施設がある複合施設でした。
発端は2階の厨房で働く人から「水がたまにお湯みたいになる」と連絡がありました。
確認に行ってみると確かに水の蛇口をひねって水をさわってみると少し温かい・・・
でもまあ肌の感覚が少しおかしいのかなってくらいかすかな温かさでした。
まあ気のせいでしょ、少し様子を見てくださいといってその場は凌ぎました(ビルメン得意の様子見w)
それから日をおいたりして何回か同じことを言ってきたので色々調べたところ
厨房にあるガス湯沸かし器の2次側配管のチャッキ弁(逆止弁)が壊れてるんじゃないかと
いうことで交換してみましたが、まだ水が温かい・・・・
そうこうしてるうちにホテルのほうから水からお湯が出るっていう連絡がありましたw
この建物、6階建てで4階~6階までホテルだったんですが6階まで水がお湯になっていましたw
洗面所の水を出してみると熱い!50度くらいある感じがしましたw
これはいよいよおかしい何が原因なんだと図面をよく調べてみると、3階にある大浴場内にいつもは
絶対入らないP・S(パイプスペース)にミキシングバルブとチャッキ弁があることに気ずきました。
このミキシングバルブは浴槽にお湯を張るために水とお湯を混ぜるためだけのものなんですが
お湯の方のバルブを閉めてみるとみるみるうちに水道水の温度が下がっていきました。
どうやらこのミキシングバルブの上についているお湯側の逆止弁が壊れていたみたいですw
それにより水側にお湯が侵入し水が熱くなっていたみたいですw
大浴場の湯舟は1週間に1回張り替えるのでミキシングバルブのバルブを閉めても問題ありません。
その後逆止弁を交換して一件落着となりました。
原因がわかればなんだそんなことかとなりますが原因がわからなければ大変ですw
ビルメンは有事のパニック耐性も必要だと思います。
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