防火設備検査員の取得方法

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防火設備検査員は平成28年6月1日に施行された新しい国家資格です。

登録防火設備検査員講習の学科・実技講習を修了し、防火設備検査員資格証の交付を受けた者が

防火シャッター、防火扉、ドレンチャー等の防火設備の定期検査を行うことができます。

他に2級建築士か1級建築士を持っていたら同様に定期検査を行うことができます。

つい最近実技講習を受講してきたので体験レポートを書きたいと思います。

防火設備検査員は講習により取得する資格で2日間の学科と1日(半日)の実技の講習があります。

学科講習の2日目の最後に終了考査の試験がありまして、それに合格した人のみ実技講習を受講

することができます。

受講資格はなかなかハードで


(イ)大学の正規の建築学、機械工学または電気工学に相当する課程を卒業し、実務経験2年以上の者。

(ロ)3年制短期大学(夜間を除く)の正規の建築学、機械工学または電気工学に相当する課程を卒業
し、実務経験4年以上の者。

(ハ)2年制短期大学または、高等専門学校の正規の建築学、機械工学または電気工学に相当する課程を卒業し、実務経験4年以上の者。

(ニ)高等学校または、中等教育学校の正規の建築学、機械工学または電気工学に相当する課程を卒業し、実務経験7年以上の者。

(ホ)11年以上の実務経験(防火設備に関するもの)を有する者

(ヘ)建築行政に関して2年以上の実務経験(防火設備に関するもの)を有する者

(ト)消防吏員として5年以上の実務経験(火災予防業務に関するもの)を有する者

(チ)感知器に関して消防設備点検資格者として5年以上の実務経験を有する者

(リ)感知器に関して甲種消防設備士または乙種消防設備士として5年以上の実務経験を有する者

(ヌ)上記と同等以上の知識及び経験を有する者

 ・専修学校、職業能力開発大学校等の相当する課程を修了し、一定の実務経験(防火設備に関するもの)を有する者

 ・※防火設備に関する適切な教育を受け、かつ、一定の実務経験(防火設備に関するもの)を有する者
 (以下「防火設備実務者」という。)

 ・※「防火シャッター・ドア保守点検専門業者」((一社)日本シャッター・ドア協会による資格)等

で主は(チ) 感知器に関して消防設備点検資格者として5年以上の実務経験を有する者

でこのハードな受講資格をクリアしました。


ただでさえハードな受講資格なんですが、最近名前は出せませんが大手の企業が受講資格をクリア

していないのに受講資格の詐称が大々的にバレてしまったために、さらに厳しくなったようです。

受講申請の際にどこでどのような仕事の種類でとか、証明書類の提出を求められたりします。

ですが主は転職回数が多い為、会社から証明書類をもらうことができなかったので口頭による説明と

書いてだしましたが、それで通ったみたいです(運がよかっただけかもしれませんが・・・)

10月に学科講習がありまして、実技講習は翌年の1月にあります。

受講できる定員も少なめなので早めに願書を出したほうがいいと思います。

受講料は高めで学科が33000円で実技が27500円もしますw






防火設備検査員の取得方法学科講習

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学科講習は大会議場などで200人程寿司詰めにされて講習を受けます笑

長机に3人掛けみたいな感じでかなり狭いです。

後ろのほうになると講師のしゃべる内容が聞こえにくいこともあるかもしれません。

学科講習の受講内容ですが

・1日目(6時間)

①建築学概論(2時間)

②防火設備定期検査制度総論(1時間)

③防火設備に関する建築基準法令(1時間)

④防火設備概論(防火戸に関するもの)(2時間)

・2日目(5時間30分)

①防火設備概論(連動機構に関するもの)(1時間)

②防火設備に関する維持保全(1時間)

③防火設備定期検査業務基準(2時間)

④終了考査(1時間30分)

で講師により当たりはずれがありまして、ここでますよ!的な事を的確に言ってくれる講師なら

いいのですが、そうでなければマーカーしまくらなければなりませんw

終了考査はテキストを見ながらテストをすることができます。

合格基準は結構厳しくて22問中17問以上正解で合格となります。

受講資格がハードな分、経験者が多い為、マーカーしなくても大丈夫な人もいるかもしれませんが

きちんと講師の言ったところはマーカーしといたほうがいいと思います。

主は結構時間ギリギリでやばかったです笑

防火設備検査員の取得方法実技講習

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実技講習は学科講習の終了考査に合格した人のみ受けることができます。

地域にもよりますがだいたい50~80人くらい入る中会議室で行います。

受講の際、作業服と帽子と軍手が必須という珍しい講習でした。

撮影と携帯電話の使用は禁止のようです。

講習内容は約3時間で

①オリエンテーション(15分)

②テキストとスライドを用いた講習(30分)

③実技講習内容の事前説明DVD(30分)

④実機を用いた実技講習(100分)

⑤受講確認(5分)

で電動式防火防炎シャッターと手動式防火シャッターの実機械を使用した実技講習を

4人×2組で行います。

実技講習は終了考査もないので気軽に受けてもらって大丈夫です。

最後に検査報告書だけ提出しますが、これも全部教えてもらえるので大丈夫です。

防火設備検査員の取得方法まとめ


防火設備検査員の資格を持っている人はまだまだ少ないと思います。

消防設備の仕事を主としている人には持っていたら大きな武器になりますし、

名義貸料金がもらえる場合もあると思います。(主はいまのところわかりませんw)

受講資格もハードで受講料も高額ですが会社から講習料金が出るならとっておいて損は

しないと思いますので受講しましょう!

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