消防設備士甲種4類概要
消防設備士甲種4類は消防設備士の資格の中で花形といわれている資格です。
自動火災報知設備の工事と整備・点検が行えます。(乙種4類は整備・点検のみ)
たまにビル等で長い棒の先についた物で感知器等を炙ってるのを見たことある人は多いと思います。
乙種4類には受験資格はありませんが甲種4類にはありまして、電気工事士を取得している方なら
受験資格があります。その他は多いので一般財団法人 消防試験研究センターでご確認ください。
試験の合格率は近年では平均30%くらいとなっています。
受験費用は5700円です。
主に自動火災報知機(通称、自火報)や消防機関へ通報する火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備が
取り扱える範囲です。
消防設備関係の会社はもちろん、ビルメン会社でも結構重宝される資格です。
消防設備士甲種4類勉強方法
消防設備士甲種4類の試験にも免除制度というのがあります。
・消防設備士甲1、甲2、甲3、甲5を保有していると消防関係法令の共通部分
・電気工事士を保有していると基礎的知識および構造・機能及び工事・整備の電気に関する部分
実技試験の鑑別等試験の問1
・電気主任技術者を保有していると基礎的知識および構造・機能及び工事・整備の電気に関する部分
・技術士(電気・電子部門)を保有していると基礎的知識と構造・機能及び工事・整備
が免除されますが、消防設備士甲種4類も免除しないほうが難易度が下がります。
特に電気に関する部分は第二種電気工事士程度なので点数稼ぎに有利になります。
試験科目と出題数は
①消防関係法令 法令共通 8問
法令種別 7問
②基礎的知識 電気に関する部分 10問
③構造・機能・及び工事・整備の方法 電気に関する部分 12問
規格に関する部分 8問
④実技 鑑別等 5問
製図 2問
の52問で回答は4つの選択肢から一つ選ぶマークシート方式と実技は記述式です。
試験時間は筆記、実技と合わせて3時間15分です。
合格基準は筆記試験は各科目ごとの出題数の40%以上、全体で出題数の60%以上、かつ
実技試験も60%以上の点数を獲得すれば合格基準となっています。
実技において製図が最大の難関で、解答用紙に感知器や配線図を書き込む問題が出ます。
消防設備士の試験は過去問が出ていない為、参考書、問題集での勉強となります。
ちなみに主が使用した書籍は
・本試験によく出る!第4類消防設備士問題集 弘文社(工藤政孝)
リンク
・わかりやすい!第4類消防設備士試験 弘文社(工藤政孝)
リンク
の2冊で、やはり消防設備士の試験は工藤本が強いです。
勉強時間は80時間程度で3カ月あれば合格基準まで達するでしょう。
消防設備士甲種4類取得により得られるメリット
消防設備士甲種4類を取得すると設備管理では会社によりますが500円~5000円の資格給が
もらえます、また甲種4類の名義を使用すると2000円~4000円程度もらえます。
さらに、これも会社によりますが資格を取得した際の報奨金をもらえます。
消防設備士甲種4類まとめ
消防設備士甲種4類は筆記試験をちゃんと理解していないと製図を理解することは難しいと思います。
ビルメン4点セットにこの資格がプラスされると周りから一目おかれるかもしれません笑
主も実際この資格を保有している人はビルメンではあまり見たことありません笑
難易度は少し高いですが、頑張って取得できるように頑張ってください!
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