消防設備士乙種6類概要

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消防設備士は甲種が特類及び第1類から第5類まで、乙種が第1類から第7類まであり、甲種が工事と

整備を行えるのに対し、乙種は整備のみ行えることになっています。

特類(甲種のみ)  特殊消防用設備等

第1類(甲種、乙種) 屋内消火栓設備、屋外消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消化設備

第2類(甲種、乙種) 泡消火設備

第3類(甲種、乙種) 不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消化設備、粉末消火設備

第4類(甲種、乙種) 自動火災報知設備、消防機関へ通報する火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備

第5類(甲種、乙種) 金属製避難はしご、救助袋、緩降機

第6類(乙種のみ) 消火器

第7類(乙種のみ) 漏電火災警報器

受験資格は特になく誰でも受験でき、合格率は近年では平均38%くらいとなっています。

受験料は乙種は一律3800円です。

消防設備士乙種6類は消火器の点検、整備を行える資格で電気火災、油火災の種類によって消火器の種類

は何種類かあります。

消火器はさまざまな施設、設備に設置されており、消防設備の中でも圧倒的な設置数ですので乙種6類

の資格は需要があると言えるでしょう。
 

消防設備士乙種6類勉強方法


消防設備士の試験は免除制度というのがあり、乙種6類ですと他類の資格を保有している者は

消防関係法令のうち、「各類に共通する部分」がされます。

なお、第5類の資格(甲種、乙種とも)を有する者は、機械に関する基礎知識も免除されます。

ただ、この制度も善し悪しがありまして、免除すると試験の難易度が上がってしまう事もあります。

また消防設備には筆記試験の中に実技(記述式)というのがあり、乙種6類は実技として鑑別という

問題があります。

試験科目と出題数は 

①基礎的知識 機械に関する部分 5問

②消防関係法令 共通部分    6問
        6類に関する部分 4問

③構造・機能・及び工事・整備の方法 機械に関する部分 9問
                  規格に関する部分 6問

④実技  鑑別等 5問

の35問で回答は4つの選択肢から一つ選ぶマークシート方式で、試験時間は1時間45分です。

合格基準は筆記試験は各科目ごとの出題数の40%以上、全体で出題数の60%以上、かつ

実技試験も60%以上の点数を獲得すれば合格基準となっています。

消防設備士の試験は過去問が出ていない為、参考書、問題集での勉強となります。

とくに実技の鑑別が同じ問題はほぼ出ないといっていいくらいなので注意が必要です。

ちなみに主が使用した書籍は

・6類消防設備士完全対策 オーム社



・本試験によく出る!第6類消防設備士問題集 弘文社(工藤政孝)



の2冊で特に工藤本と言われてる本試験によく出る!第6類消防設備士問題集はおすすめです。

勉強時間は50時間程度で1~2カ月あれば合格基準まで達するでしょう。

消防設備士乙種6類取得により得られるメリット


消防設備士乙種6類を取得すると設備管理では会社によりますが500円~3000円の資格給がもらえます。

また、これも会社によりますが資格を取得した際の報奨金をもらえます。

消防設備士乙種6類まとめ


消防設備士乙種6類は消防設備士の中でも最初に挑戦する人が多い資格です。

試験の終了の際問題を持ち帰ることができないのもあり、過去問が出回っていません。

主も1回落ちています笑

工藤本でしっかり勉強し、実技の鑑別はできるだけ多くの参考書で勉強するのがいいと思います。

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