2級ボイラー技士概要

2級ボイラー技士は近年、ボイラー技士資格の必要ないボイラー及び多様な熱源機器が普及して
きています。
そのため多くの現場や企業では、ボイラー技士の資格を事実上、知識や技能を証明する検定試験的な
とらえ方をすることが増えています。
合格率は近年では平均50%くらいとなっています。
受験料は6800円と講習料は20000円ぐらいです。
2級ボイラー技士を取得すると伝熱面積25㎡未満のボイラーの運転管理をできるようになります。
工場、発電所、ホテル、病院、教育機関で需要があり、ビルメンでは病院で特にニーズがあります。
また1級ボイラー技士、特級ボイラー技士の資格取得の際の要件となります。
受験資格はなく、誰でも受験できますが学科試験の合格の他に講習を受けなければ資格化できません。
試験は、試験実施機関である(財)安全衛生技術試験協会の各センター(全国7カ所)で
1カ月に1~2回行われ、その他に各都道府県で年1回程度の出張特別試験も行われます。
講習は2種類ありまして、学科試験の前でも後でも受けることはできます。
・ボイラー実技講習
3日間(20時間) 座学2日、実技1日
終了時の試験 なし
備考 3日間の講習受講で実務経験免除となる
・ボイラー取扱技能講習
2日間(14時間) 座学のみ
終了時の試験 あり
備考 講習後、4カ月の実務経験必要
近年では実務経験が積めるボイラーが少ないのでボイラー実技講習を受けるといいでしょう。
2級ボイラー技士勉強方法
試験科目と出題数は
①ボイラーの構造に関する知識 10問
②ボイラーの取り扱いに関する知識 10問
③燃料及び燃焼に関する知識 10問
④関係法令 10問
の40問で回答は5つの選択肢から一つ選ぶマークシート方式で、試験時間は3時間です。
試験の合格基準は、各科目いずれも4割(4問)以上かつ、合計40問のうち6割(24問)以上です。
勉強方法は、まず参考書を一読し、問題集、過去問を解いていき、間違ったところ、わからないところが
あれば参考書で復習し、また過去問を解くという反復で大丈夫でしょう。
ちなみに主が使用した書籍は
・一発合格!これならわかる2級ボイラー技士試験(テキスト&問題集) ナツメ社
リンク
・2級ボイラー技士過去6回問題集 成美堂出版
リンク
の2冊で合格することができました。
勉強時間は50時間程度で1~2カ月あれば合格基準まで達するでしょう。
2級ボイラー技士取得により得られるメリット
2級ボイラー技士を取得すると設備管理では会社によりますが500円~4000円の資格給がもらえます。
また2級ボイラー技士として資格の名義を使用すると2000円~4000円程度もらえます。
さらに、これも会社によりますが資格を取得した際の報奨金をもらえます。
2級ボイラー技士まとめ
2級ボイラー技士は学科試験の他に講習も受けないと資格化できない為、取得に中々手間にかかります。また試験会場も全国7カ所しかなく、遠方受験となる方も多いと思いますが、各都道府県で行われる
年1回の試験を利用すれば近くでも受験はできると思います。
資格を取得すれば一生物なので頑張って取得しましょう!

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